ライズグループのリノベーションが月刊不動産流通に掲載されました
築40年の木造アパートのリノベーション事例です。
【月刊不動産流通 記事の紹介】
古いアパートは、設備の老朽化が激しく、
使い勝手も悪いことから、入居者から敬遠さ
れがちだ。建て替えるにしても多くの資金が
必要で、現在の経済状況を考えるとあまり得
策とはいえない。そんななか、リノベーショ
ンを行なうことで魅力を蘇えらせたのが、今
回紹介する「カーム乃木坂」だ。
同物件は築 4 年以上経った木造2階建てのアパートで、1階3室が貸し部屋、2階はオ ーナーの
住居となっていた。老朽化が激しく、
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩3分。
赤坂、六本木、青山が徒歩圏内という好立地
であるにもかかわらず、
貸し部屋部分は10年 以上空き家状態。そこで、オーナーから相談を受けた工務店の紹介により、潟宴Cズグル ープ(東京都新宿区、代表取締役:黒沢 勉氏)がリノベーションを行なうこととなった。
リノベーションにあたり、同社がマーケティングしたところ、住居よりも事務所としての需要が多い地域であることが判明。
そこで、 SOHOとして活用できるプランとした。建物は、骨組みだけを残し、内・外装、設備などすべてを刷新。特にこだわったのは、部屋 の広さの確保だ。従来は、6畳と4畳半とい う昔ながらの2Kだったが、リノベーション 後は細かく部屋割りをせず、キッチンと部屋 の境に可動間仕切りを設置することで、広い スペースを確保した。
一方、内装は白を基調にしたシンプルなものとし、畳だった床はすべてフローリングに、
襖は木目調のドアに変更した。クローゼット
も新設、収納も十分な量を確保した。その他
ユニットバス、トイレ、キッチン、エアコン
部屋の仕切りを取り払い、無料ブロードバンドも完備
築40年以上の木造アパートを
SOHO対応住居に再生。
老朽化した外観。建物全体が古くて暗い印象を与えていたなど、すべて新品に入れ替え、無料ブロード
バンドインターネットも完備。
また敷地内のアプローチはインターロッキングブロック舗装を行ない、美しい景観を実現。
1階ということもあり、防犯用のシャッ ターも各戸に新設している。
当初は月額9万円という低めの賃料設定を 考えていたものの、工事の出来栄えに手応えを感じた同社が、急遽、 12万円に引き上げ募集したところ、ほぼ2週間で満室に。
うち2 人が狙いどおりSOHOだという。木造っ ぽさがない≠ニころや、古さを感じさせない≠ニころが入居者には好評で、4年経った 現在も満室稼働が続いている。